アラサーOL 水無月の日記

手取り17万。みなづきです。日々思う事など。

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鼻の曲がった女

      2017/11/13

鼻の曲がった女

 

「鼻の曲がった女」
という小説を、昨日久しぶりに読み返したくなって、お風呂で読んだ。
7ページほどの、短い短編小説だ。

あたしは、

父を自殺で亡くし、男の暴力で鼻を潰され

また別の男には熱湯をかけられ足にケロイドができて

その男の子供を堕ろし、ピンクのサンダル欲しさに知らない男について行って売春をして

そういうこともあってSMクラブで働くようになり

その後AV嬢になって、過去の恋人に会いに行った帰りのタクシーに乗ったとき

運転手に「ボクシングでもやってたんですか」と鼻のことを言われて

口論になり、運転手の首を絞めて事故になったので

運転手は頭を割って
私は左側頭部を打って、右の眼球が左に寄ってしまった。
二度手術をしたが治らなかった。

SMの仕事は続けていた。

鼻が曲がり足先にピンクのケロイドを持ち
右の目が左に寄ってしまったが
指名は多かった。

ある日新聞に、あたしの鼻を潰した男が
交通事故で死んだと載っていた。

死んだ男はよくあたしの夢に出てきて
あたしたちはサバクでドライブをしている。

SMクラブの仕事から帰って背中を見てみると
男が背中にロウソクを垂らした跡が熱くなり
赤く可愛らしい斑点になっている。

あたしはその赤い斑点の痛みが好きだ。

昔コンクリートのベランダで
家族とした花火の跡に似ていると思った。

それは幸福の象徴なのだ。

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私はなぜこの小説が好きだと思うのだろう。

多分、主人公の「あたし」が、とても前向きだから。

客観的にはどうしようもない不幸を抱える女だが
描写に悲壮感は感じられない。

この小説を読んだ私は
結局は心の持ちようだよ、と
慰められる気持ちになるのかもしれない。

でも、タクシーの運転手の首を絞めたり
他にも恋人の親に挨拶に行ったとき
鼻のことを言われて腹を立てる描写もあるし
基本的には「あたし」は
鼻に強いコンプレックスを感じているのだけど。

そういうものを別の場所に追いやって
忘れて生きているのかもしれない。

読んでいる途中で、ボロボロになっていく「あたし」を見て私は
もうだめだ、ここまできたらもう戻れないよ
と思ったりもした。

でも、当の「あたし」は、ちゃんと仕事も続けているし
自分を恥じることもないのだ。

なんだかよく分からないポジティブさを感じる
不思議な小説である。

村上龍「トパーズ」に収録されている。

この「トパーズ」という作品に収録されている短編は
どれも凄くいいのでオススメです。
いや、まぁ、オススメはしませんが。笑

先日ホームパーティーをした時
みんなでチーズケーキを焼いて

その間、ウノをしたりジェンガをしたりして遊んだ。
その時、せっかくなので音楽をかけることにした。

みんなの知っている音楽で、楽しい気持ちになれるものを
と思って、ディズ二ーのメドレーをかけたら
みんなとても楽しい気持ちになった。

そのあとは、おしゃべりをしたり、心理ゲームをしていた。

少し落ち着いた気分になりたかったから
toeを流すと
この音楽はとても落ち着くね、と言って貰えて嬉しかった。
toeはあまり知られていないバンドだと思うし
私も知ったきっかけは忘れてしまったけど
本当にいい音楽を聴かせてくれる。

明日は少しおしゃれをして仕事に行こうかなと思った。

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