アラサーOL 水無月の日記

手取り17万。みなづきです。日々思う事など。

*

好きにさしてもらう

      2017/11/13

好きにさしてもらう

 

道頓堀の橋の手前に、
都会的な場にそぐわない、古い民家のような木造の背の高い建物があって
中はリフォームを施して、
日本的な趣のあるバーとして経営している。

という事を、派手な友達Iちゃんから教えてもらった。
私は、こんなに派手な格好をしているのに、
わりと古風なお店に行くIちゃんに好感を覚えた。

別の日になんばに訪れて、一人で居たんだけど
そのまま帰るのは少し物足りなくて、寂しいような気持ちになっていたので
せっかくなので、その日本的なお店に入ることにした。

店内は、薄暗くて、木の、ぬくもりのある壁や天井だった。
堀ごたつのある場所に通されると、そこにはIちゃんとIちゃんの友達が居た。

私は挨拶を交わして、Iちゃんが前おすすめって言ってたから、入ってみたんだよ
と言った。
そして、私も同じ空間で飲むことになった。
Iちゃんが、気を利かせて私の分をオーダーしてくれた。
運ばれてきたのは、おそらく何か、焼酎のようなお酒だと思う。
小さめの陶器で出来たコップに、控えめに注がれていて
そのコップ自体は、ティーカップのように、同じ種類の焼き物のお皿の上に乗せられていた。

そして、それら自体が茶色のトレイ?のようなものの右上に乗せられていた。
着物を来た店員が、そのコップを掴んで、トレイに流し入れた。

つまり、トレイの上には焼酎が張り、その上にお皿があり、その上にコップが乗っている状態だった。
店員が、私のコップに新たな酒を注いだ。
机を見渡すと、Iちゃんも、Iちゃんの友達も、同じような状態のトレイを前にしていた。
高いお店やお酒には、なにか独特の手順が存在しているんだろうな
と私は思った。
お酒の色は茶色に見えたけど、店内の薄暗さや、陶器の色でそう見えただけで
実際は透明だったかもしれない。

しばらくして、顔の長くて目が小さく、背が高い男性がやってきた。
ものすごく声が小さかったが、とりあえず話しかけてみた。
その男性は、この店の女将の次男で、
現役の野球選手をしていると言った。
野球に疎い私でも聞いたことのある球団でやってると言っていたけど
詳しくは忘れてしまった。
しばらくしたら、女将さんが、みんなにみかんを配っていたので貰った。

そのあと店を出て、一行は細長い建物に向かった。
細長い階段を上っていくと、こじんまりとしたスペースで服屋をしている場所だった。

私は、その店に行く途中に、Iちゃんに、さっきのお金を払うよ。と告げた。
Iちゃんは、そんなのはいらないよと言ってくれたんだけど
いや、払うわ、と私は伝えてから、はたしていくら払えばいいのかと迷った。

あのお店で、私はお品書きを見ていないので、
あの焼酎のような飲み物がいくらだったのか分からなかった。

Iちゃんに千円渡したあとで、少なかったかもしれないと不安になった。

でも、後からプラスいくらと渡したとしても、変な空気になりそうだと思った。
とりあえず、そういう気まずい気分のまま私たちは細長い服屋に向かった。

私は平気な顔をしていたけど、ものすごく緊張していて
やっぱりもっと多めに払えば良かったということが、頭の中でぐるぐるしていた。
ケチくさい事をしてしまったんじゃないかと思うと、
自分が恥ずかしくて、本当にバカだなと思った。
本当に気が利かなくて嫌になるな、と思った。

起きたらお昼を回っていた。
全部、すごくリアルな夢だったんだと気がついた。

夢で良かった、と、思わず呟いてしまった。

ああいう、気まずい時間は本当に嫌いなんや、と思った。

昨日はなんばに行ったので、そういう理由で
夢に道頓堀が出てきたのだと思った。

友達と話していた時に
友達が私の事を

相手を嫌な気分にさせたくないとか考えて
相手の言うことを聞いてくれそうに見える。

つまり、押しに弱そうだ。

とか、そういう事を言ったので
なかなか鋭いことを言う子だと思った。

本当にそれは当たってて
私は、相手がどんな気持ちでいるのか、というのを
人一倍気にするタイプなのだと思う。

でも、そういう性格は本当に疲れるし
何より、先ほど友人が言ったような私の性質を見抜いて
それを利用しようとする人間が居ることにも気づいてしまった。

こういう言い方をしたら、断れなくなるはずだ
という、明確な悪意をもって、私に接する人がいるんだということが分かってしまった。
本人には、悪意のつもりなんかないのかもしれないけど。

そういうタイプの人は、だいたいこんな言い方をする。

自分はこんなに可哀想な立場にいるのに言うことを聞いてくれないのか、
だとか
こんなにしてやったのに、
だとか

そういうニュアンスを込めて話をしてくる。

わざとらしく恩を着せるというのは、最も醜い行為の一つだと私は思う。
恩をを感じるのはされた本人なのであって、した側の人が主張することじゃない。
こんなにしてやったんだから、これをしろ
なんて言うくらいなら、はじめからしなければいいと思う。

気の弱い人だとか、相手の気持ちを考えるタイプの人は
こんなにしてやったのに、こんなこともしてくれないのか
とか
じゃあなんで、さっきああいう態度をとったんだ。責任をとれ

というふうに、罪の意識を感じさせられると、
相手の言う事に従わなければ、というふうに考えてしまう。

これは戦略の一つであって
もちろんビジネスなんかでは、こういったやり方も必要かもしれない。

けれど、ビジネスなどがまったく関係のない、友人関係だとかそれ以外の関係で
こういうやり方で私を従わせようとする人が居るんだ
という事に気付いた瞬間
恐ろしくて恐ろしくてそれはもう本当にたまらない嫌悪感に襲われて泣きたくなった。
信頼していた人が、自分をそういう対象として扱うなんて。
ものすごい恐怖だ。

同時に、相手に対してものすごく腹が立った。
腹が立つというより、理解不能過ぎて、混乱の方が大きいわけだけど。

言葉で相手をコントロールして、言うことを聞かせようとするのは
何より裏切りであるし、本当に最低の醜い行為だ。

相手の気持ちだとか、相手の体を心配したり思いやるのは当たり前の事だけど
それ以前に善意の気持ちがあるからだ。

それを利用しようという気持ちでこられちゃかなわないよと思う。

色んなことをいろんな人が私に言う。

今日、小説を読んでいたとき、なぜか小学校の時のことを思い出した。

忘れ物をした私は、家に帰らないといけないのだった。
歩いて10分ほどで家に着くけど、遠いといえば遠い。
目の前に自転車置き場があって、誰かの自転車に鍵がしていなかった。

私は、それを借りて家に帰って、忘れ物を持って帰ってきて
何事もなかったかのように、その自転車を返したいと思った。

でも、それは誰かわからない人の自転車なので、無断で借りるわけにもいかず
でも自転車を借りたいという想いで葛藤していた。

そしたら、その場面を上の窓からクラスメイトの男の子が見ていて
私は、結局徒歩で家に帰った。

すると、あとからそのクラスメイトの男の子に
お前、人の自転車に乗って帰ろうとしてたやろう、と得意げに言われた。

そういう事はずっと思い出さなかったのに
なぜか、ふと思い出してしまった。
ろくに多くない小学校時代の記憶で、この事を覚えているのは
ものすごい罪の意識を当時の私が感じていたからだ。

私は当時の私を、今では可哀相だと思う。
人の自転車を少し借りるくらい別にいいんだと言ってあげたい気持ちになった。

私の親は、電車があと一分で発車するというときにでも、娘は赤信号を渡らない
と、かたくなに思い込んでいるような人だったし
私もそれに答えたかったんだと思う。

そんなわけないやんと思うよね。

少しくらいルールをやぶってもいいし
嫌だったら逃げてもいいんだと
気づいたのは多分最近だ。

気付けてよかったことだ。

もし、気づかないままでいたら
責任や愛情の名に着せて
私をコントロールしようとする誰かのの人形になってしまう所だったからね。
そういうのは、もうやめだね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ
にほんブログ村 OL日記ブログ アラサーOLへ

 - 人間心理, 水無月について, 過去の日記