アラサーOL 水無月の日記

手取り17万。みなづきです。日々思う事など。

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言葉

      2017/11/13

言葉

 

過疎化が進んで、人の住まなくなった集落のことを
中国では、空心村と呼ぶのだと、新聞の記事で読んだ。

空心村。
日本語で、心が空の村。

なんとも詩的な響きで気に入った。

人が居ない、すなわち心がない、という事なのだろうか。

言葉の美しさを感じた。

今日は、中上健次の、芥川賞受賞作「岬」を読んだ。

中上健次は、とても昔の作家だ。

1976年、『岬』で第74回芥川賞を受賞

と書いてあるから、岬は、私の生まれる約9~10年前の作品になる。

読んでみたら
当たり前だけど、

良い文章だな

と思った。
芥川賞作家にこういうふうに思うこと自体、失礼に当たる気もするが…。

気が違って幼児化した姉と、叔母が墓石に水をかける姿を見て
彼は、その二人の所作が、老婆のように見えた。

『まだ老婆でない姉たちふたりは、その分だけ、痛ましく思えた。』

ここの文章が
私はすごく良いなと思った。

こんなふうに、心にぴったり来るような文章は心地いいな。
情景が浮かぶような…。

半分は自伝的な小説のようだ。

本を読んでいると
ものの3ページで苦痛になってくるものもある。

スイスイ読めるものもある。

先日亡くなった、藤本義一さんのエッセイも読んでいる。

この人の文章もとても良い。

良いかどうかは分からないけれど

できるだけ読みやすい文章を…

と心がけた私でした。

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