アラサーOL 水無月の日記

手取り17万。みなづきです。日々思う事など。

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西鶴一代女

      2017/11/12

西鶴一代女

 

男がいなければ生きていけない、という女が存在する。
というよりかは、ほとんどの女は、男がいないと生きていけないと思う。
(ほとんどの男もまた然り)

そういった意味では、この溝口健二監督の「西鶴一代女」は、どこにでもいる「普通の女」の転落を描いた物語だ。

(amazonより)
老醜を厚化粧で隠し、道にたたずむ娼婦お春(田中絹代)。羅漢堂に入った彼女は、さまざまな仏像を見つめるうちに、今まで関わってきた男たちのことを思い返していく…。
井原西鶴の『好色一代女』を原作に、封建制度下で自我を貫こうとした女の悲劇的流転の人生を巨匠・溝口健二監督が描いた文芸映画。

「封建制度下」っていうのが、この物語の肝ですよね。
あと、女が人生を自分で選択できなかった時代の悲劇。

十代の時、はじめて愛した男と身分違いの恋をして、お春は都を追放、男は処刑される。男は、お春にこう遺言を残す。
「家庭を持って幸せになって下さい。けれどそれは、真実愛する人とでなければいけませんよ」
まあ、妥協したらあかんってこと。

その後お春は、ただ流されるままに転落していったようにも観れるけど、
私はこれは、お春が真実の愛を求めさまよい続ける、愛のストーリーのように見えた。

男が居なければ生きてゆけない、お春もそういう女だったのでしょう。
売春婦になったお春のスレた物悲しい、自分を自嘲的に見ている感じが非常に良かった!

女を幸せにするのが男なら、不幸にするのもまた男だなーと、しみじみ思った。
(女の嫉妬とかで物理的に不幸になることもあるけど、ここではもっと精神的な意味で)

あと、愛される事が女の幸せ、みたいな価値観が強く出てて、
そのへんは男の監督やからかなーと思った。

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